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スマホで夜景撮影に挑戦

スマートフォンで夜景撮影は難しいと言われてますが、カメラ機能やアプリの進化により綺麗に夜景が撮れる機種も増えています。


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2017年の日程 エリア テーマ 主催 費用
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2017年の日程



2018年の日程 エリア テーマ 主催 費用

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前置き:スマホの普及でデジタルカメラが売れなくなった?

iPhone3Gが発売されたのが2008年。この頃から徐々にスマートフォンの普及が進み、最近ではフィーチャーフォンを見かける機会が激減しました。 フィーチャーフォンが普及していた頃のカメラ機能は夜景撮影には厳しい性能でしたが、スマートフォンのカメラ機能は年々成長し、最新機種ほど画素数やスペックの 向上も著しくなっています。

フィーチャーフォンが主流の時代はコンパクトデジタルカメラ(以下「コンデジ」)を別に持ち歩くユーザーが多く、カメラ性能に大きな差があったことから、 自然と使い分けがされていましたが、最近ではスマートフォンの影響でコンデジが売れなくなり、大手主要メーカーのコンデジの販売台数は2013年頃から急激に下がっています。 一方でレンズ交換式のカメラの販売台数はメーカーによって差はありますが、ほぼ横ばいです。コンデジは価格が暴落し、今では1万円で最新機種が買えるほど。スマホが普及する前は平均で3万円前後したにも関わらず。

つまり、多くのユーザーは「コンデジを買わなくても、スマホならSNSにもすぐアップできるし、スマホのカメラ機能で充分」と考えているのかもしれません。コンデジの方もWifi対応の機種が普及しましたが、やはり通信回線がすぐに使えるスマホの方が利便性に優れています。 なので最近売れているコンデジは高性能なレンズを搭載したり、撮像素子と呼ばれる光を取り込むセンサーを大型化させて高画質にしたり、デジタル一眼レフ並の画質を実現した機種がコアなカメラユーザーに支持されているようです。

ちなみにコンデジとスマホのカメラ機能を比較した場合、大きく異なる点として、コンデジの機種にもよりますが一般的に「光学ズームが使える」「撮像素子(センサー)が大きい」「三脚穴がある」という点で優れています。なので、今でも全くコンデジが不要というわけではありません。


スマホのカメラ性能・特徴について

さて前置きが長くなりましたが、夜景撮影の話に入る前にスマホのカメラについて解説したいと思います。カメラ機能はiOSを搭載しているiPhoneシリーズとAndroid OSを搭載した各メーカーの機種によっても違いがあり、一般的には以下の特徴があります。

【iPhoneのカメラ】

  • 標準のカメラアプリは機能が極めてシンプルで「夜景モード」のような設定が存在しない。カメラの専門知識がほとんど不要
  • 画素数はiPhone6シリーズでも8メガピクセル(800万画素)程度とAndroidのカメラより画素は低め
  • 画面比率は4:3が基本

【Androidのカメラ】

  • 機種やメーカーによって特徴が様々。ミラーレス一眼並の2,000万画素クラスのカメラを搭載した機種もある
  • 標準のカメラアプリが高機能で、機種によっては「夜景モード」「ISO感度」「ホワイトバランス」などの設定ができる
  • 画面比率は16:9や3:2と設定を変更できる機種もある

一概にどちらのカメラが優れているかは判断が難しいのですが、個人的な見解として画質は画素数を抑えてある「iPhone」の方が優れているように感じ、機能面では「Android」が優れているように思います。いずれにせよ夜景に関しては基本的にどちらを選んでも大丈夫だと思います。

スマホで夜景を撮るたった2通りの方法

いよいよ本題の夜景撮影の話に入りたいと思います。大変お待たせしました。スマホで夜景撮影をする時、設定準備が2通りあります。一般的なスマホユーザーは(1)の方法を取りますが、個人的には(2)の方法も是非試して欲しいと思っています。

(1)スマホを手持ちで撮影

→最もお手軽・簡単な方法。最近の機種は手持ちでもそれなりに綺麗な夜景が撮れるようになっています。

以下の3点の写真は厳密にはスマホではありませんが、2015年7月に発売された「iPod Touch 6th」で手持ち撮影にチャレンジした作例です。Web上で写真を見た感じ、そこそこ綺麗に撮れているようにも見えます。カメラの性能が思った以上に良かったのが印象的です。 手持ちで撮る時のコツとして、フラッシュをOFFにするのが必須ですが、後は少しでも手ぶれを押さえるために脇を締めたり、肘を手すりなどに置いたりして、ブレを軽減することでしょうか。後は水平をキレイ(写真が斜めにならないように)に出すためにも、グリッド線を表示させるのも良いでしょう。iPhoneの場合は「設定」→「カメラ」から表示できるはずです。

  • ランドマークタワー
    展望ビルなど街が近い場所ならわりと撮れるかも
  • 日本丸
    SNSなどにアップするぐらいなら十分過ぎるかも?
  • 永代橋のライトアップ
    足場が不安定な船上でも意外と綺麗な夜景が撮れた
 

(2)スマホを固定して撮影 ※オススメ

→三脚などにスマホを固定して、専用アプリなどでシャッター速度を長くして撮影する方法

一眼レフやミラーレスを持っているカメラ愛好家はほとんど(2)の方法でカメラを固定して撮影します。高機能なカメラでも(2)の方法を取るのには理由があり、 単純に「圧倒的に綺麗な夜景写真が撮れるから」です。いくらスマホのカメラ機能が進化してるとはいえ、手持ち撮影ではISO感度が上がってしまい、ノイズが目立って、等倍(100%)で写真を見ると全体がノイズで潰れた感じが出てしまいます。
ただ、スマホを固定するユーザーが少ない理由としては「固定の必要性を知らないユーザーが多い」点と「固定する方法がわからない(三脚を持っていない)」という大きく2つの理由があると思います。
スマホには三脚穴が無いため、デジタルカメラに比べて固定のハードルがちょっとだけ高いのも事実。ただ、最近はスマホ対応の三脚も手頃な価格で売られているため、是非試してみて欲しいです。最近はスマホ用のリモートシャッターも売られており、夜景はもちろん花火撮影にも応用できそうです。

  • スマホ用三脚
    スマホ専用の三脚を利用。スマホをクリップで固定
  • リモートシャッター
    100円ショップでリモコンシャッターが売っている?
 

「手持ち」と「固定」の夜景写真比較

それでは最後に手持ちで撮影した写真とスマホを固定して撮影した写真で比較してみましょう。今回の例もiPod Touchで撮影していますが、基本的にiPhoneとは大差が無いため心配無用です。

以下の3点の写真は左が手持ち撮影、右側が三脚+クリップにスマホを固定し、シャッターを長時間開ける有料アプリ「NightCap Pro」、100円ショップで購入したリモートシャッターを使った例です。シャッターを長く開けた方が水辺もキレイに取り込めていますが、手持ち撮影も意外と検討しています。しかし、画像を等倍で比較すると一目瞭然。手持ちで撮影した写真はカメラ側がISO感度を高くしているため、ノイズが目立っています。ノイズが目立っていて、輪郭がぼやけた感じになるのがわかります。
一方で、真ん中の写真はスマホで撮ったとは思えないほど綺麗な写真になっており、拡大してもノイズが目立たず、輪郭がキレイに出ています。これはアプリ側でISO感度を低くするように設定し、光を取り込む強さを弱くした分、シャッターを長く開けて光を取り込んだからです。

  • 手持ち撮影
    手持ちでも東京スカイツリー(R)をキレイに撮影
  • 長秒時露光
    シャッターを長く開けて水辺もキレイに表現
  • 等倍比較
    2枚の写真を等倍で拡大すると一目瞭然
 

※2枚目・3枚目の写真は比較しやすいように右側の写真の露出をレタッチで少しだけ上げています。

まとめ:スマホで綺麗な夜景を撮るコツ

ここまで解説が長くなってしまいましたが、スマホで最もキレイに夜景を撮る方法をまとめました。 少し手順が多いため、戸惑うかもしれませんが綺麗な夜景を撮るためにも是非マスターしてみてください!

  • (1)シャッターを長く開けられるカメラアプリを入手する ※NightCap Pro / 夜撮カメラ / Camera FV-5など
  • (2)スマホを三脚や専用のクリップなどで固定する
  • (3)フラッシュを発光禁止にする
  • (4)ISO感度は低めに設定する ※ISO100がベスト
  • (5)被写体の遠くの明るい部分にピントを合わせる
  • (6)シャッター速度は2秒~8秒前後が目安。場所によって色々試してみよう
  • (7)セルフタイマー2秒かリモートシャッター(レリーズ)でシャッターを切る ※スマホ画面のシャッターボタンはブレやすい