静岡県/富士・清水の工場夜景(14)
日本七大工場夜景都市で知られる富士市。古くから富士山の湧き水の恩恵を受け、製紙業が栄えてきた。製紙工場の穏やかな明かりが美しく、都心から工場夜景目的に訪れる人も多い。化学工場が撮影できる公園もあり、バリエーションが多いのも特徴。
日本七大工場夜景都市で知られる富士市。古くから富士山の湧き水の恩恵を受け、製紙業が栄えてきた。製紙工場の穏やかな明かりが美しく、都心から工場夜景目的に訪れる人も多い。化学工場が撮影できる公園もあり、バリエーションが多いのも特徴。
富士市は古くから製紙業が盛んで、富士山から湧き出る豊富な湧き水の恩恵を受けてきた。街中のいたる場所に製紙工場があり、現在も製紙業が中心に栄えている。富士山がほど近く、富士山のシルエットと工場を見渡せ、まさに自然と工業の調和する姿が見られる。 近隣の工場夜景エリアに比べると化学工場が少なく、製油所も存在しないためか、光量は控えめに見えるが、工場との距離感もバリエーションがあり、1日中工場夜景撮影を楽しめるエリアだ。1日で工場夜景スポットを巡るなら「ふじの国田子の浦みなと公園」で富士山と工場を撮影してから「新浜公園」や蓼原大橋付近を訪問するコースが良いだろう。
富士山と工場を写せる唯一無比のエリア。富士山は気象条件に左右されやすく、富士市内であっても富士山が見渡せる日とそうでない日がある。遠方から富士山目当てに訪問する場合は事前に富士市のライブカメラをチェックしておきたい。
富士市 富士山ライブカメラ工場夜景を撮る時は望遠レンズの使用頻度が高くなるが、富士市は公道から間近に工場を眺められる場所が多く、超広角レンズや魚眼レンズが活かせるロケーションも多い。同じ工場を撮る場合でもレンズを使い分けることで個性的な写真が撮れるので、多少面倒であっても頻繁にレンズを交換して撮影に挑むと良いだろう。煙突を間近で見渡せるような場所では魚眼レンズも役立つ。
公道から工場を間近に写せる点が魅力的な反面、周囲は大型車両の通行も少なくないので、訪問時は車両の迷惑にならないよう、安全面に注意した上で工場夜景を楽しんで欲しい。車両の通行をタイミング良く狙って光跡を入れるのも定番。
夜景写真を撮ったことがないあなたでも、夜景の美しい写真が撮れる! プロの夜景写真家が、 息を呑むほどきれいな夕景・夜景写真の撮り方を基礎から応用まで徹底的に解説。工場夜景の撮り方もしっかりレクチャー。 全国の撮影スポットやRAW現像もたっぷりご紹介。
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詳細はこちら鉄道・路線バスなど公共交通機関が充実しているが、路線バスは夜間の運行が少ないため、鉄道か乗用車でのアクセスとなる。工場夜景スポット間の距離はそれほど離れていないが、効率良く回るなら乗用車での移動がおすすめ。
A:富士市内は完全に車社会なため、乗用車があればどこでも行ける。駐車場が整った工場夜景スポットもあり、全体的にアクセスが良い。
A:JR富士駅や新富士駅から少し歩けば徒歩でもアクセスできる場所も。 岳南電車は夜間も運行しているため、JR吉原駅から「春日製紙工業前」や「興亜工業前」に向かう時に活用できるだろう。また、定期的に「鉄道夜景電車」「工場夜景電車」を運行しているようなので、公式サイトも是非チェックして欲しい。
A:路線バスやコミュニティバスが充実しているが、夜間の運行は少ないため、 工場夜景巡りには向いていない。
A:旅行会社などが主体となって、工場夜景ツアーを不定期に組んでいるようだ。 2016年12月には夜景写真家 岩崎が講師を勤める工場夜景バスツアーを企画している。
新浜公園と並んで富士市の代表的な工場夜景スポット。展望広場からは天気が良ければ富士山のシルエットを背景に田子の浦港を撮影できます。公園の雰囲気も良く、初心...
公園に隣接する化学工場「ポリプラスチックス」を見渡せる絶好のロケーション。車でのアクセスも良く、角度や高さを変えて工場を撮影できます。工場夜景ファンなら一...
JR東海道線の線路を挟んで大興製紙を見渡せる道路。蓼原大橋の西側の歩道に繋がっている階段付近が撮影スポット。電車の光跡を一緒に写すのもおすすめ。
国道1号線の富士由比バイパスを走っていると、煌びやかな化学工場が見えます。車を停めて堤防を歩くと、イハラニッケイの工場夜景が見渡せ、スケール感は静岡県内で...
入道樋門公園の南側にある土手はからは、ポリプラスティックの工場を一段高い場所から見渡せます。車が通行するため、夜景観賞時には安全面への配慮が欠かせません。
田子の浦湾を中心に、天気が良ければ富士山も眺められる展望台で、湾岸沿いの工場夜景も楽しめます。
JR東海道線「吉原駅」の南側に完成した津波避難タワー。階段を登ると視界が広がり、メインは吉原駅方面の住宅街の明かりですが、田子の浦港も見渡せます。
オレンジ色に光り輝く食品化学工場を歩道から見渡せます。全体がオレンジ色に統一された工場は独特の雰囲気を持っています。
製紙工場のバイオマスボイラーを間近に見渡せる道路。車の通行が少なくないため、安全面に注意が必要ですが、光跡をアクセントに入れた工場夜景写真も撮影できます。
富士工場夜景MAPでも紹介されており、真新しい製紙工場のプラントを撮影できます。岳南電車の比奈駅から徒歩圏にあります。
岳南電車「原田駅」から徒歩圏にあり、製紙工場を間近で見渡せる穴場スポット。白く輝く煙突やプラントが特徴的です。
日本夜景遺産にも選定された岳南電車。岳南原田駅のホームからは日本製紙(株)富士工場を見渡せます。週末などに開催される鉄道夜景電車・工場夜景電車の乗車もおすすめ。
新滝川橋の歩道が撮影スポット。日本製紙の吉永工場を中心に工場夜景を楽しめます。日中であれば逆さ富士が水面に映るようです。
2016年9月から運転が開始された石炭発電所を見渡せます。沼川に反射した工場の光も美しく、撮影にもおすすめ。